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大峰奥駈 敗退編 (2)   

今回の山行のメモ

荷物、14.5KG

ザック hug (シェルターは外付け)
靴 トレランシューズ

9時16分  奥千本スタート
12時8分  五番関(大天井は巻き)
13時47分  山上ヶ岳
14時16分  小笹
17時17分  行者還小屋 (そこそこ混んでたらしいので外にテント)

4時33分  小屋発
6時52分  弥山
11時  川合下山


過去は弥山まで約17時間
今回は10時間半
やっぱり軽量化の効果はあったなと
それでいくと過去は本宮まで約50時間
今回のペースやと31時間で着くということになりますね(笑)
計算上はね(笑)




今までは17時過ぎてから小笹着やったので、軽量化の効果はかなりあったと思う
明るいうちに行者還に着くなんてね

このタイムを考えても、もう少し軽量化と装備を煮詰めたら4日の縦走は全然可能かと
ただ、この15キロっていう重量が中途半端
15キロ担ぐならやっぱりしっかりとした足回りにすべきやったなと
15キロ担いで速足で歩くとなかなか負担がでかかった
阿弥陀が森を越えたあたりで急激にペースが落ちた
(YAMAPではここまではCT比170%くらいやったのが、こっから急に120%くらいに落ちた)



消費した食料
行動時間約9時半~翌日11時、約14時間半、昼夜朝昼4食
カレーメシX1(夜)
味噌汁X1(夜)
グラノーラ(約85G)x2(スキムミルク込み)
無印バウムx2
エネ餅x1
トレイルMIX 約半分(250ML)
グミ 200円分くらい?
柿ピーx1(夜)

カレーメシ、味噌汁、グラノーラx1、柿ピーは夜朝の食事なので省くと
グラノーラx1、無印バウムx2、エネ餅x1、トレイルMix、グミが行動中に消費したもの
2日目の昼まででこの程度の消費をするということ
ただ、十分に補給できたとは言い難い
もう少し食べたいところ

トレイルmixは自分の中でもいろいろ感想が分かれるところやけど、今回はあまり食べる気がしなかった
傾向的に暑くてしんどい時は食べられない、口からのどに通っていかない
なので、きつい山行が予想される奥駈には不向きかも
今回はボトル2本分用意したけど、1本でいいのでは

今回初のグミ、これはいい感じで食べられた
重量がかさむけど、2日目の昼まではずっと食べ続けた
3日目4日目になっても飽きずに食べるかな?

エネ餅は余ってたから積極的に食べた
特に良いという印象はない

無印バウムはいいけども、何本持つかがカギかな

ちなみに今回持って行った食料
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パンが写ってるけど、これは出発当日朝に家で食べちゃいました(笑)

4日の縦走、一応5日まで対応、でももしかしたら続きで那智まで行くかも?+予備で割と多くの食料を持ったけど、
やっぱり過剰やったかな?

持ってた食糧
カレーメシx3  (x1)
パスタみたいなんx2  (x0)
グラノーラx4   (x2)
無印バウムx4  (x2)
味噌汁x2  (x1)
ポタージュx3  (x0)
トレイルmix2本分  (x0.5)
エネ餅x3  (x1)
カロリーメイトx2  (x0)
柿ピーx4  (x1)
グミ   (x0.3くらい?)
予備のジェル類 (x0)

今回は下山時も含めて約15時間の行動
奥駈はだいたい50時間で本宮に着いていたので、3分の1強を消費していたら良い
そう考えると、今回の食料は少し多いかな?
でも、考えていたほど多すぎたことはないかな



さて食料以外

トレランシューズは歩きやすい
奥駈でも十分対応できると思う
が、滑りやすさは半端ない
雨が降ってぬかるんだトレイルではどうなんだろう?
今回下山を決めた要因の一つはここ
ぬかるんで狂暴なトレイルにトレランシューズのソールで太刀打ちできる?
ここがアタクシは自信がなかった
あと、吹雪くといわれて、メッシュに近い靴で耐えられる?
しかも靴はべちょべちょに濡れているはず

雨が降ったらメッシュの靴のほうがぬけが良いと思って皮のローカットじゃなくて(スポルティバtx4)、トレイルタロンにしたけど、寒さは想定していなかった
ここが甘かったかな


ザック
スタート時にパンパンになった状態
食料が減ったら余裕ができると思いきや、食料が減る前に雨予報
雨の中撤営してしっかりパッキングできる自信がなかった
ここも想定外
特にこのザックはふたが閉まらずに折り返して閉じるモデル
折り返し部分が少ない時に雨が降るとね
やっぱりもう少し余裕を持たせたかった

というよりも、やっぱり15kg背負うならザック重量があってもジーニス75とかケストレルとか
にすべきやったか


シュラフ
イスカの130xにした
モンベルの5番よりも薄くて軽い
行けると思ったけども、意外と寒かった
とくに後述するけど、シェルターが風通し抜群
寒かった
初日でこれなので2日後の冷え込む予報、そして雨
その中で寒さに耐えられる?
そこが下山を決めた2つ目
雨が降らなかったらカッパも着込んで夜寝たらいいけど、濡れて泥だらけのカッパ着てシュラフには入れない
甘かった



シェルター
今回はノリ?もあってフロアレスのワンポール
しかもまだ使い慣れていない
初日に張って(使用2回目)しっくりこずに何度か張りなおした(ペグの位置とか)
雨の中これができる?
しかも、非自立なので張る場所も選ぶ
しかも結構スペースが必要

いくら雨に弱いとはいえ、クロスオーバードームを持っていけばまだ気持ちの上で余裕があったかもしれない
とりあえず張る場所を選ばないし、入ってしまえばあとは荷物の防水するだけで朝まで過ごせる
ワンポールは倒壊するかもしれないし隙間から雨風はいるし
きちっとペグさせば倒壊の心配はないけど(先日の北比良峠で自信があった)
きちっとペグをさせる場所を荒れた天候の中で選べる??
やっぱりこれが甘かったな



2年前に実感した、奥駈は甘くないからきちっと信頼できて計算できる装備を選ぶべき
今回はこの部分がぶれた、それが敗退の原因

しかし、今回は絶対に本宮へ行く!ということが目的やったのではなく、何か新しいことを取り入れていく
ということが前提としてあった

一昨年は絶対に本宮へ行くことがメインやったからザックとテントを信頼できるものにして臨んだ
今回は新たなチャレンジやったから装備を削っていろいろ試した
結果、この装備では安心できなかった
ということで、敗退することも視野に入れた山行やったのは確か

で、今回の反省としては
やっぱり奥駈は甘くなかった

セブンマウンテンとか経験していろいろ経験積んだと思った
同じ2日で比較したら奥駈よりもセブンマウンテンのほうがきついと思う

ただ、奥駈のきついところは4日、5日、6日かかるところ
その間にあの山深い場所はいろいろと天候の変化を見せてくる
それらすべてに対応できる必要があるということ
ここが今回、大きく感じたところか
しかもGW
冬とまではいかないまでも初夏の陽気の時もあればバリバリ凍るときもある
それが短いサイクルで入れ替わる
やっぱり奥駈は厳しいなと


それで
やっぱりシェルターは最低限自立式
非自立なら玉置山周辺で張れない場所が多いもんね
5日でいくなら玉置山で張る可能性は低いけど、4日なら玉置山で張る可能性が高い

もし非自立でいくなら、相当慣れてから!

自立式でも、重量的に可能ならやっぱりDW
DWテントならいくら雨が降ってもテント張って中に入りさえすれば、翌朝までは何の心配もしないで過ごせるし

あとシュラフ
やっぱり天候気温がどうなるかわからんGWの奥駈はシュラフも暖かく
もしくは少ししっかりしたダウン上下を持っていくか

この辺りを切り詰めて勝負するんやったら、パック重量は7~8kgまでもっていきたい
そこまで軽くできないんやったら、やっぱりテントシュラフはしっかりしたものを

これが今回の反省点ですね

1泊ならいろいろ挑戦できても、やっぱり4泊5泊の奥駈はまた別物、ですね




by kumonotaira | 2021-05-02 17:36 |

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